昨今の悲しいニュースを受け「乳がん検診について」・・・様々な思いを持たれた方も多いでしょう。
『1〜2年に1度の検診だけで大丈夫かしら』
その通り、検診だけで大丈夫という保証はありません。定期的に検診を受けるのは大変良いことです。
でも、あっと言う間に急激に大きくなって悪さをする「炎症性乳がん」というのも中にはあります。
・・・・・では、この不安をどう解決するか・・・・?
検診と検診の間を埋めるには「自己触診・自己観察」です。
自分のおっぱいを触ったり、鏡でよく見たりを毎日してみてください。おっぱいにコリコリするものがないですか?大きさは左右同じですか?おっぱいにえくぼできていませんか?乳首から何か出ていませんか?
少しでも気になることがあったり以前と違う様子があれば、次の検診を待たずに医療機関を訪れてください。
『マンモグラフィーとエコーどちらを受けようかしら?』
乳腺の状態などから、40歳以上はマンモグラフィー検査が推奨されています。しかし実際は身体の状態も人それぞれです。41歳だから絶対マンモグラフィーでないといけない・・・というわけではありません。検査をする側が「あなたはマンモグラフィー、あなたはエコー」と決めるわけにもいきません。基本的にはご自身で検査内容を選んでください。ドクターや技師に相談しながら決めるのもよいでしょう。しかしながら、同時に両方の検査を受けても10%〜20%は見落としがあるというデータもあります。そこで、自己触診・自己検診が重要となってくるのです。
授乳中や断乳直後の方。そのおっぱいはいつもの状態ではありません。
その上で、少しでも気になることがあれば、医療機関での診察または検査をためらわずに受けましょう。